2日目に目指したのはワイポウア森林保護区。オークランドから約230km、車で片道3時間半ほどの道のりだ。
カウリのことは、ガイドブックで初めて知った。(行き先は前日の夜決めた)
こちらのページが詳しいのでシェア。(今回は個人で行っているのでツアーには参加していないですが、自然体験としてはとってもおすすめ。ここは距離があるので観光客も少なく、落ち着いた時間を持てる)
https://www.mybus-ap.com/country/new-zealand/local-report-detail/1555
ざっと引用すると
・カウリの起源は約1億9960万年~1億4560万年前のかつて恐竜がいたジュラ紀までさかのぼります。世界でも最も古いタイプの植物で、生きた化石とも言われている。
・中でも、ワイポウア森林保護区には「タネ・マフタ=森の神」と「テ・マツア・ナヘレ=森の父」という名前で呼ばれる一際大きな存在がいる。
そんなことをガイドブックやらで見つけて、これは是非お会いしたいと思い車を走らせてみることにした。
生きる伝説 樹齢2,000年の存在感
「タネ・マフタ」は、規制がかかっており行くことが出来なかったが、「テ・マツア・ナヘレ」にはお会いすることができた。
それがこの写真。
樹齢は2,000年を超えるらしい。樹高は29.9m。樹輪は16.1m。他にも大きなカウリは多数いたが、これは圧倒的な存在感であった。
一通り写真を撮り終わったのちに、家族に了承をもらい、1人残って5分ほど冥想をすることができた。ちょうど1人になるタイミングもあり、「テ・マツア・ナヘレ=森の父」と一対一で過ごすことができた。
2,000年、この地に根を張ってきた存在は、何を見て、何を感じてきたのだろう。大地に深く張ったその根で、つながる仲間たちにどんな言葉を伝えてきたのだろう。
まさに、生きる伝説であり、言葉には出来ない叡智を秘めた存在感であった。
カウリの木と原生林は、植民地化され、伐採と乱獲が進み当時の75%が消失。その後も山火事や、「カウリ・ダイバック」と呼ばれる海外から入ってきた病原菌に対抗できず、枯死が進んでいるようだ。今はまだ保護林の中で公開されているが、今後、一般公開されるカウリはさらに希少になっていくのだろう。実際、ガイドブックに載っていた「フォーシスターズ」の道は侵入禁止となっていた。
地球に生きるものとしての貢献とは何か?
今回、「テ・マツア・ナヘレ=森の父」との時間は、地球に生きるものとしての貢献とは何か?を考えさせられるものだった。
宇宙存在ゼウ氏のメッセージが正にそれを物語る。(時系列的には、こちらを先に聴いて、テポロハウ長老の本を読み、この森に入っている)
個の成功(これまでの成功に対する価値観)というエゴ的執着を手放し、地球の為に、ひいては宇宙の為に、どのような貢献と奉仕をするかに意識を集中させていきたいと、静かな決意が生まれた時間になった。
写真など
地球に生きるいうこと。雄大な自然。人間のちっぽけさと価値。地球文明の発展途上。破壊して失ったもの・守るもの・創造するもの。。。
色々なテーマが頭に浮かびます。