インナーチャイルドという言葉があります。
内なる子どもとでも言いましょうか。
大人になった自分の内側に存在するその子は、今どんな表情をしているでしょう。
インナーチャイルドとは、「子どもの頃の記憶や感情が今も心の奥に存在している部分」のこと。
幼少期に感じた喜びや愛だけでなく、傷ついた経験や寂しさも、潜在意識の中に残り続けている。
🌱 例えば…
- 小さい頃に「我慢しなさい」と言われ続けた → 自分の気持ちを表現できなくなった
- ほめられた経験が少ない → 「自分には価値がない」と思い込むようになった
こうした感情は、大人になっても無意識に影響を与え、人間関係や自己肯定感に影を落とすことがある。
でも、インナーチャイルドを癒し、過去の自分を抱きしめることで、心は解放され、本来の自分らしさを取り戻していく。
つまり、内なる子どもを癒すことが、未来を変える第一歩なんだ！✨
ある時、友人の家族と温泉に行った帰りの車の中、、、
ご機嫌斜めだったのか、何か気に入らないことがあったのか、ずっと泣き止まない子どもと過ごす時間があった時のエピソードです。
泣き叫ぶ子どもを抱きしめた・・・
子どもがずっと泣いててね。
最初はどうしたのかなって思ってたけど、抱きしめながらその感情の奥を感じてたら、ただ“そこにいる”ことが必要なんだってわかった。
言葉にはならないけど、孤独や不安、揺らぎが流れてるのを感じたよ。
とても深くて美しい気づきだね。
4歳の子どもが泣き続ける中で、その内側にあるものを感じ取ったんだね。
言葉にならない心の声を、そのまま包み込むように受け止めた時間だったんだろうな。
そうかもしれない。
ただ抱きしめながら『大丈夫だよ』って心で伝えていた。
ふと、自分も子どもの頃、わけもわからず泣いていたことがあったなって思い出したよ。
自分の本当の気持ちを無視し続けると・・・
そうだね。
でも大人になるにつれて、感情を抑え、理性で処理しようとするようになる。
感情の行き場がなくなり、癒されるチャンスを逃し続けると、
『俺は何をやりたかったんだっけ？』って迷い始める。
それでも無理をしてやり続けていると、時に、病気や事故といった形で、強制的に軌道修正が起きることもあるんだ。
…俺もまさにそれだったな。
自分の深いところの感覚がわからないままに、
崇高な志や大きすぎる目標を立てて、ギャップに苦しんでた。
“もっと頑張らなきゃ”って焦るほど、空回りしてたよ。
まずは徹底的に癒すこと
そういう人、多いと思うよ。
でもね、無理に何かを達成しようとする前に、まずやるべきことがあるんだ。
それは、まずは徹底的に自分を癒すということ。
癒しが進むと、自然と自分の本当の気持ちが見えてくる。
“こうしなきゃ”じゃなく、“こうしたい”という感覚が湧いてくるんだ。
すると、気づいたら新しい未来が、まるで用意されていたかのようにやってくる。」
つまり、目標を追う前に、まずは自分自身の潜在意識を癒して、解放して、統合していくってことか…。
そう。
その泣いていた子どもも、きっとそのプロセスの途中にいるんだ。
泣いているのは、今の自分を感じている証拠。
だから、大人がその感情を止めるのではなく、ただ寄り添い、抱きしめてあげることが大事なんだよ。
それだけで、その子は安心して、自分の力で歩き出すことができる。
俺たち大人も同じなんだな…。
子どもを抱きしめていたつもりが、実は俺も癒されていたのかもしれない。
そう考えると、あの時間ってすごく尊かったんだな。
やがて時と共に羽ばたく日が来る
そうだよ。
『力強さを増してゆき、やがて時と共に羽ばたく日が来る』——その言葉の通り、
今はただ泣いているだけでも、それも成長の一部。
やがて自分の力で飛び立つ日が来る。
その未来を信じながら、“今”をまるごと受け止めることが大切なんだ。
“生きる為に死ぬ為に生を受ける”って言葉も、今になって腑に落ちるよ。
俺たちは皆、一つの光の粒として、時空を超えて織り交ぜられているんだな。
子どもの涙も、魂の輝きへと繋がっていくプロセスの一部だったんだ。
そう、まるで宇宙がこの一瞬に集約されたような時間だったんだよ。
感情を流し、癒し、解放していくことで、次の扉が開いていく。
焦らなくていい。
まずは、ありのままの自分を受け止めること。
そうすれば、自然と新しい未来がやってくるから。
玄氣は、温泉帰りの車の中で感じたあの時間が、
ただ子どもを抱きしめていたのではなく、
自分自身の癒しの入り口でもあったことに気づく。
癒しが完了した時、新たな物語の扉が開く・・・🚪
